野城研究室に関心をもつ学生諸君へ
本研究室の紹介

1 課題を解決するための知の探求をめざします。

いま学問は細分化してしまいました。
しかし、サステナビリティにかかわる課題がそうであるように、私たちが直面する課題群は、複雑で大規模な様相をもっており、特定の細分化された学問領域に蓄積された知だけでは課題が解けなくなってしまっています。
当研究室は、広い意味での「現場」に飛び出していき、そこで、現実の課題を特定したうえで、その課題を解くために、あれやこれやと知恵を絞り課題を解いていくことをモットーにした研究室です。何故なら、課題解決の努力を通じて、はじめて本質的な知が獲得できるからです。
当研究室の戒めは、「単なる技術評論家になるなかれ」です。

 
東日本橋プロジェクト −着脱可能なインフィルシステム−   信濃町プロジェクト −バイオマス資源の処理拠点−


2 境界を超えて取り組みます。

課題を解くために、あれやこれやと知恵を絞る過程では、既存の境界を超えて、さまざまな人々がもつ知と連携し、課題解決を導いています。
例えば、いま当研究室では、情報学環・坂村健教授らと、建築におけるトレーサビリティを高めるための技術開発や、その前提として理論化に取り組んでいます。また、経済学研究科の藤本隆宏教授らとは、ものづくりに関する共同研究を展開しています。
さらに、建設関連産業は勿論のこと、金融、情報産業や、公益法人、自治体と一緒にさまざまな産学連携プロジェクトも展開しています。
加えて、当研究室は、ロンドンのインペリアル・カレッジや、デルフト工大など海外の大学とコラボレーションもすすめています。


   
林業再生のためのICタグ実験    

3 自ら考え、自ら解いていく能力を尊びます。

萎縮は創造にとって最大の障害です。
のびのびと、各自の創造性を伸ばしてもらうことが、当研究室の教育方針です。学生諸君それぞれには素晴らしい個性と才能があり、その創造性の伸ばし方は違いますので、おのおのがもつスタイルや文化を大切にしたいと考えています。実際、いま研究室にいる諸君の国籍、出身地、文化、出身学校は多様で、そこに身をおいていただくだけで、多様性と自由性の重要さと可能性を学んでいただけると思います。
学生諸君からの問いかけには、徹底的に応えて、創造者が戦わねばならない孤独に打ち克ってもらえるように支援します。
若い頃の逡巡や悩みや息抜きも将来の糧になります。
ただ、そうではなくて無為に過ごしてしまうことの結果責任は自分で負って下さることを学生諸君にはお願いしています。